愛の不理屈

彼と喧嘩をした。
初めは何気ない私からの電話がきっかけだったの。
私の見た夢の話し。

彼と逢っていてちょっとした我侭から彼を怒らせてしまって
彼から「沙織の愛は回りくどい！菜由（彼のゲームの中の恋人）の方がいい！
このPCは小さな箱だけれど、菜由との大きな愛が詰まってる！」
. . .なんて言われてしまった夢。

そんな夢を見て心配になって彼に電話をして、夢の話をして。
そしたら彼、「沙織は気持ちの表現がねじれている。」って。
それからは延々いろんな事を言われちゃった！
そして極めつけの一言。
「沙織に比べて菜由は甘え上手だ。性格は菜由の方がいい！」って。

私はそんな彼の言う事をただ「うん、うん、」って聞いていた。
だけど電話を切った後に猛烈に反論したい気持ちが盛り上がってきた。

その後彼に電話で反撃。　だけど彼は自分の非は認めない。
言葉の随所に「それは沙織が. . .」が付いて来る。
何だか全ての諸悪の根源は私にあるみたいに言われちゃう。

私はあくまでも私でしかない。　彼にはそんな私を認めて欲しい。
他の誰とも比べて欲しくなんかない。

試しに今まで絶対に言わなかった事。
私の他の男友達と比較する発言をしてみた。
彼がどう出るかが見たかったから。
案の定彼、かなり不機嫌になった。
ほらね、自分だってそういうい事をされたら嫌なくせに。

私はもちろん欠点だって沢山ある。
だけどそれも含めて100％とはいかなくても容認して欲しかった。
だけど彼からのは容認じゃなくて要求だった。
私は私でしかないのにな. . .。

最後は電話にすら出てくれなかった彼。
かなり呆れられちゃったのかな。　うん、それでもいい。
少し彼とは距離を置きたいと思う。　自分の気持ちをちゃんと見極めたい。

以下ひみつにて。